生命保険をうまく活用すると一定の保険料を経費で処理しながら解約金を貯めていくことができます。この解約金で将来発生するであろう退職金や不足の出費にそなえることで、安定した企業経営に役立てることができます。しかしながら、この手法を用いる際は、入口(ご契約の時期)だけではなく将来の出口(解約金や保険金を活用する時期)のことまで十分に対策を立てておく必要があります。今、すでにご契約されている方でも出口対策がまだの方は、早めにご検討されたほうが良いでしょう。
役員の退職慰労金・弔慰金には従業員のような法的保護がありません。将来の退職慰労金・弔慰金をそのときの環境に左右されず、確実に受け取るにはそのための計画が必要です。
支給の「適正額」を確認しましょう!
退職金(=税法上は役員退職給与)は過大でないと判断されることで損金処理が認められます。どのように判断するかというと、「業務した 期間や退職の事情、事業規模が同じくらいの同業種の退職金の額などと比較して妥当だと判断されること」 + 「役員退職慰労金規程」があることです。
役員退職慰労金・弔慰金規程/取締役会議事録を準備しましょう!
上記のとおり損金として否認されないためと同時に、死亡した経営者や役員の遺族にスムーズに退職金を渡すことができるようにするためです。また、規程と支給の決定には取締役会の承認が必要となります。そのための議事録を作成する必要があります。
保障の重複や過大なご加入などで保険料の負担でお困りではないですか?
安心を確保しながら無駄な経費を削減できるかもしれません。まずは、目的を明確にすることが大事です。その上で、重複部分の削除やキャッシュフローを考慮したうえで商品選択、保険期間、払込期間などを決めていきましょう。
保険の整理/分析による最適化で、大きな削減効果を
- 借入金の保証目的で加入していた保険を見直して保険料を大幅ダウン!
- 整理できずに沢山入っていた保険を分析、必要な保険のみにして保険料を大幅削減!
- 損金の割合が高い保険から、資産計上タイプの保険に切替えて赤字を縮小!
- 好景気のとき加入した節税のための保険を解約して、赤字と運転資金に補填!