クレジットカードの審査に不安があるとき、自分の信用情報を本人が直接調べられます。
信用情報とは、過去のカードやローンの契約や支払いの記録で、カード会社が申し込みを判断するときに参照する情報のひとつです。
過去に支払いの遅れがあったか気になる方や、はじめての申し込みで自分の状況を把握しておきたい方は、記録を管理している機関に開示を請求すれば、登録内容を自分の目で見て確かめられます。
本人開示なら郵送やネットで請求できますので、登録内容や訂正の手順を自分の目で確かめられます。
信用情報には申込みと契約と支払いの記録が登録される
クレジットカードを申し込むと、申込みや契約後の利用状況が信用情報機関に記録されます。
記録は大きく分けて三種類あり、審査時に照会した申込みの記録、契約した内容、毎月の支払い状況が残ります。
本人開示では申込情報と契約情報と入金状況の三つを自分で調べられ、自分の情報が正しく載っているかを点検できます。
過去の申込みや支払いのつまずきに心当たりがある人ほど、開示報告書で実際の登録内容を見ておくと、次のカード選びの判断材料になります。
申込情報はカード会社が審査時に照会した事実を示す
カードを申し込むと、カード会社が信用情報機関にあなたの情報を照会します。
照会の事実が申込情報として記録され、いつ、どの会社が、どんな商品で照会したかが残ります。
契約が成立したかどうかとは別に、申し込んだという行為が記録される点に注意してください。
短い期間にいくつもの会社へ立て続けに申し込むと、照会記録が並んで残ります。
申込みの記録は一定期間が過ぎるまで消えません。
何社にも同時に出すと、後から申し込んだ会社が並んだ照会を見ることになります。
まずは一枚に絞って申し込み、結果を待ってから次を検討すると、記録の並び方を落ち着かせられます。
契約情報は利用枠と契約日と残高を記録
審査を通ってカードを契約すると、契約の中身が契約情報として登録されます。
記録されるのは、契約した日や、使える利用枠(買い物などに使える上限額)、いま残っている残高です。
複数のカードを持っていれば、カードごとの契約が別々に載ります。
残高の欄には、まだ払い終わっていない金額が反映されます。
たとえば買い物を分割払いにしている場合、未払い分が契約情報の欄に表れる仕組みです。
すでに解約したカードについても、契約が終わった状態として記録が残ります。
開示報告書を見るときは、身に覚えのある契約先や金額と合っているかを一つずつ確かめてください。
使っていないのに残っている契約や、金額が違う項目があれば、後から登録した会社へ問い合わせる手がかりになります。
入金状況は請求どおりに支払ったかを月ごとに表示
毎月の支払いをきちんと済ませたかどうかは、入金状況として月ごとに記録されます。
請求された金額を期日どおりに払えたか、遅れたか、まだ払っていないかが、月単位で並んで表示されます。
この欄は記号で表されるため、各機関が配っている説明書と照らし合わせて読む必要があります。
数か月分がまとめて見える形なので、いつの支払いでつまずいたのかをさかのぼって見られます。
遅れの記録は正しい内容であれば本人の都合で消せません。
心当たりのない遅れが載っているときは、支払いの証明になるものを用意したうえで、遅れを登録した会社へ問い合わせてください。
反対に、毎月きちんと払っている記録が続いていること自体が、支払い状況を示す実績になります。
信用情報機関ごとに加盟する会社と扱う情報が異なる
自分の信用情報を調べるには、まず契約しているカードや借入れがどの機関に登録されているかを知る必要があります。
日本には信用情報を扱う機関がいくつかあり、加盟している会社の種類や記録される情報の中身が機関ごとに違っています。
クレジットカードの情報とローンの情報が別の機関に分かれて登録されることもあるため、一つの機関へ開示を申し込んだだけでは、自分の情報の全体像が見えないことも起こります。
どの機関へ問い合わせればよいかは、契約したカード会社や金融機関の公式案内で確かめると確実です。
クレジット会社が加盟する機関を公式案内で確認
自分のクレジットカードの情報がどこに登録されているか知りたいときは、カード会社にたずねてください。
加盟する信用情報機関は、規約や個人情報の取り扱いの案内に記載されています。
信用情報機関は複数あり、どの会社がどこに加盟しているかは会社ごとに違います。
同じ機関に複数のカード会社がまとめて加盟している場合もあるので、社名ではなく加盟先で見分けましょう。
開示を申し込む前に、自分が持っているカードの発行会社がどの機関へ情報を送っているかを一つずつ調べておくと、どこへ開示すればよいかが見えてきます。
加盟先が分からないまま申し込むと、目的の記録が載っていない機関へ請求してしまうおそれがあり、手数料が無駄になります。
銀行や消費者金融との契約情報が別機関にも登録される場合
クレジットカードの情報とは別に、銀行の借り入れやカードローンの契約が、カード会社とは違う信用情報機関に登録されていることがあります。
金融機関ごとに加盟する機関が異なるため、契約先が違えば登録先も分かれます。
たとえばカードは一つの機関に載っていても、住宅ローンやカードローンの記録は別の機関にしか無いという状態も起こります。
自分の借り入れやローンの全体を確認したいときは、カード会社の案内だけで判断しないでください。
契約した各金融機関がどの機関に情報を送っているかを確かめておくと、見落としを防げます。
複数機関へ開示する必要がある契約の組み合わせ
クレジットカードのほかに、銀行のローンや消費者金融の借り入れも持っている場合は、複数の信用情報機関へ開示を申し込むことになります。
一つの機関に開示を申し込んでも、申し込んだ機関に登録されていない契約は報告書に載りません。
別の機関にある記録は、改めて開示を申し込まないと見られません。
自分の信用情報の全体をつかみたいなら、契約している会社の加盟先を先に整理しておくと、開示の順番と数がはっきりします。
登録先が分かれている分だけ開示先も分けて申し込む形になります。
手続きや手数料は機関ごとに定められているため、申込方法と費用を確かめてから進めてください。
本人開示は各機関が案内する方法で申込み

自分の信用情報を調べるときは、各信用情報機関が案内している手順に従って、本人が申し込みます。
信用情報機関は、クレジット会社が加盟するところと、銀行や消費者金融が加盟するところで分かれているため、自分がどの機関へ申し込むべきかを先に確かめてください。
申込先を間違えると、必要な記録が載っていない報告書が届いてしまいます。
手続きの流れや必要なものは機関によって違うので、思い込みで進めず、公式の案内をそのまま読んで準備を整えましょう。
本人確認書類と開示手数料を準備
申し込みの前に、本人であることを示す書類と、開示にかかる手数料を用意します。
本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカードなどが一般的で、申込方法によって求められるものや組み合わせが変わるため、各機関の案内で対象になる書類を確かめてください。
手数料の金額や支払い方法も機関ごとに定められています。
具体的な金額は申込先の公式サイトで最新の額と支払い手段を確認してから手続きに進むと、書類の不足や支払い方法の食い違いで受け付けてもらえない事態を避けられます。
オンライン開示と郵送開示の受付条件を比較
開示の申し込みには、インターネットで完結する方法と、郵送でやり取りする方法があります。
オンラインの申し込みは手元で早く手続きを終えられる一方、スマートフォンでの本人確認や、契約時に登録した電話番号が必要になるなど、機関ごとに受付の条件が決められています。
登録していた電話番号を解約していると、オンラインでは受け付けてもらえない場合があります。
郵送の場合は書類を送って返送を待つため、手元に届くまで日数がかかります。
受付の条件を満たさないと申し込み自体ができませんので、自分がどちらの方法を使えるかを、申込先の案内で先に確かめてください。
開示報告書を第三者へ安易に渡さず安全に保管
届いた報告書には、氏名や住所、契約内容や支払いの記録といった重要な個人情報がまとめて載っています。
他人へ安易に渡さないことを徹底し、コピーを求められても、相手や目的がはっきりしないうちは応じないでください。
信用情報を消すと持ちかける業者に報告書を見せてしまうと、悪用される心配があります。
受け取った書類は自宅で人目につかない場所に保管し、不要になったら中身が読めない形で処分してください。
データで受け取った場合も、共有端末に残したままにせず、自分だけが見られる状態で管理しましょう。
開示報告書は契約内容と入金状況を項目ごとに読む
信用情報の開示報告書は、届いたら記載されている内容が本当に自分のものか、一つずつ照らし合わせながら読み進めていきます。
まず自分を特定するための情報が正しいかを見て、次にどのカード会社とどんな契約を結んでいるか、支払いの状況がどう記録されているかを順に読みます。
記号で書かれた入金状況は、開示元の機関が用意している説明書と合わせて読まないと意味がつかめません。
心当たりのない契約や支払いの記録があれば、放置せず開示元へ問い合わせます。
氏名と住所と電話番号が自分の情報かを確認
開示報告書が届いたら、最初に記載された氏名と住所と電話番号が今の自分のものかを見比べてください。
氏名や住所がずれていると、別人の記録が混ざっていたり、過去の情報が残ったままだったりする可能性があります。
たとえば引っ越しや結婚で情報が変わった人は、旧住所や旧姓のまま登録が残っていることがあります。
食い違い自体はすぐ問題になるものではありませんが、記録が別人と結びついていないかを見るうえで、まず自分を特定する情報が正しいかどうかが手がかりになります。
最初に見るのは本人を特定する情報です。
本人を特定する情報が正しければ、続く契約や支払いの記録を正しい前提で読み進められます。
契約先と利用残高と終了状況を照合
本人を特定する情報を照らし合わせたら、どの会社とどんな契約があり、いくら残っているかを一つずつ確かめてください。
自分が申し込んだ覚えのない会社の名前があれば、身に覚えのない契約がないかを疑うきっかけになります。
利用残高は、毎月の請求で把握している金額とだいたい合っているかを見ます。
すでに解約したはずのカードが契約中のまま残っていないか、完済したローンが終了扱いになっているかといった終了状況も、あわせて見てください。
登録内容は情報を登録した会社から報告されているため、実際の状況と食い違うことがあります。
もし覚えと大きく違う記録を見つけたら、内容を控えておき、あとで登録した会社へ確かめる材料にできます。
入金状況の記号を機関の説明書と合わせて確認
入金状況は、月ごとの支払いが請求どおりだったかを記号で表しています。
入金状況の記号は数字やアルファレットで書かれていて、見ただけでは意味が分かりにくいため、各信用情報機関が用意している説明書と必ず合わせて読んでください。
同じ形の記号でも、機関によって表す意味が違うことがあります。
自己流で解釈すると、遅れていない支払いを延滞と勘違いする恐れがあります。
請求どおり支払った月がどう記録されているか、支払いが確認できなかった月がどう表示されるかを、説明書の対応表で一つずつ突き合わせるのが確実です。
もし請求どおり払ったのに遅れとして残っているように見えたら、まず自分の支払い記録と照らし合わせ、そのうえで登録した会社へ問い合わせてください。
事実と異なる登録は情報を登録した会社へ問い合わせ

開示した信用情報に身に覚えのない延滞や誤った契約内容が載っていた場合、内容を直せるのは登録した会社だけです。
信用情報機関に「間違っているので消してほしい」と伝えても、機関だけの判断で書き換えることはできません。
まずは登録元の会社に連絡し、支払いを済ませた証明や契約書といった手元の資料をもとに、内容を調べ直してもらってください。
調査の結果、確かに誤りだと分かれば情報が訂正され、直った状態は開示をもう一度取り寄せて自分の目で確かめられます。
信用情報機関では登録会社の事実確認なしに訂正できない
開示報告書を見て内容が事実と違うと感じても、まず問い合わせる相手は信用情報機関ではありません。
情報を登録したカード会社や金融機関へ連絡してください。
信用情報機関は各社から届いた記録を集めて保管する立場のため、機関の判断だけで記録を書き換えることはできない仕組みになっています。
訂正には登録した会社の確認が必要です。
たとえば支払いを済ませたのに延滞として残っているように見える場合でも、延滞を登録したのがどの会社かを開示報告書の契約先から確かめ、その会社へ調べてもらいます。
支払証明や契約書を用意して登録会社へ調査を依頼
登録した会社へ連絡するときは、口頭で「間違っている」と伝えるだけでなく、自分の主張を裏づける資料をそろえておくと話が進みやすくなります。
支払いを済ませた事実を示すなら、振込の控えや引き落としが分かる通帳の記録が手がかりになります。
契約の内容に食い違いがあるなら、手元の契約書や申込みの控えを見てください。
会社側は依頼を受けて、自社に残る記録と照らし合わせて調査します。
事実と異なる登録だと分かれば、会社から信用情報機関へ訂正の連絡が入り、記録が直されます。
資料が手元にない場合は、支払先の金融機関へ取引の記録を出してもらえないか相談すると準備を進められます。
調査結果と訂正後の情報を再開示で確認
会社へ調査を依頼したあとは、結果が出て記録がどう変わったかを自分の目で確かめることが最後の点検になります。
訂正されたと会社から連絡があっても、実際の登録内容は改めて開示報告書を取り寄せて見直してください。
開示は本人が各機関へ申し込む手続きで、機関ごとに案内された方法や手数料に従って進めます。
訂正の連絡があっても、再開示で反映を確認するまでは油断しないでください。
もし調査の結果、会社側が登録内容を正しいと判断した場合は、理由の説明を受けたうえで、自分の資料と照らして納得できるかを検討することになります。
訂正されるかどうかは各社の記録に基づく判断になるため、結果を断定せず、公式の案内に沿って手続きを進めてください。
信用情報を消すとうたう業者へ費用を支払わない
信用情報に登録された延滞などの記録は、本人が「消してほしい」と頼んで消せるものではありません。
過去の支払いが遅れた事実は、金融機関が定めたルールにもとづいて一定期間残るしくみになっています。
それにもかかわらず、「情報を消す」「すぐに審査に通るようにする」とうたって費用を求めてくる業者がいます。
お金を支払っても記録が消える保証はなく、かえって被害が大きくなります。
不安なときほど、まずは正しいしくみを知っておくと落ち着いて対処できます。
正しい延滞情報を本人都合で削除する制度はない
延滞や未払いが事実として起きていた場合、記録を本人の希望だけで消せる制度は存在しません。
信用情報の記録は、カード会社などが実際にあった取引を登録したものなので、支払いが遅れた事実があれば、決められた期間そのまま残ります。
事実どおりの記録は本人都合では消せません。
もし登録内容が実際の取引と食い違っている場合は話が別で、登録した会社へ調査を依頼する仕組みがあります。
ただし、正しく登録された延滞情報には、訂正や削除の仕組みは使えません。
まず自分の記録が事実と合っているかを開示報告書で確かめ、事実どおりであれば時間の経過を待つほかありません。
回復時期を保証する代行サービスを信用しない
「信用情報を消します」「◯か月で審査に通る状態に戻します」といった内容でお金を求めてくる業者に、費用を支払わないでください。
事実として登録された延滞情報は本人の希望で削除できないため、回復の時期を保証すると言い切る話には根拠がありません。
手続きを代わりに進めると持ちかけて費用だけを受け取り、結果として何も改善しないことも起こり得ます。
信用情報の開示は、各機関が案内する方法で自分自身で申し込めます。
誤りの訂正も、登録した会社へ本人が問い合わせて進められるので、費用を払って第三者に任せなければ解決しない性質のものではありません。
うまい話を持ちかけられたときこそ、公式の案内で本来の手続きを確かめてください。
支払いを継続して新たな延滞を増やさないことが重要
過去の延滞を早く消したいと考えるより、今後の支払いを請求どおりに続けることを優先してください。
入金状況は月ごとに記録されるため、毎月きちんと支払えば、問題のない記録が積み重なっていきます。
事実として残った延滞情報は決められた期間で扱われ、本人の都合で早めることはできませんが、新しい延滞を作らなければ、記録がさらに悪くなることは避けられます。
支払いが厳しいときは、放置して延滞を重ねる前に、契約しているカード会社へ相談してください。
無理なく払える金額へ調整できる場合もあり、延滞を増やさないことが今できる現実的な対応になります。
クレジットカードの信用情報でよくある質問と回答
審査に落ちた理由を知りたくて調べ始める人も少なくありません。
クレジットカードの信用情報には何が載りますか?
信用情報には、あなたがカードを申し込んだ記録と、契約した内容、そして毎月きちんと支払えたかという記録が載ります。
カード会社は申し込みを受けると信用情報機関へ照会するため、照会があった事実が申込情報として残ります。
契約が成立すると、利用できる枠や契約した日、いま残っている残高も記録されます。
毎月の入金状況は、請求どおりに支払えたかどうかが月ごとに記号で示される仕組みです。
あわせて、あなたの氏名や住所、電話番号といった本人を特定する情報も登録されるため、開示報告書ではまず本人を特定する情報が自分のものかを見ることになります。
信用情報は無料で確認できますか?
本人開示の手数料は各信用情報機関が案内しており、無料になるとは限りません。
開示には手数料がかかる場合があるため、申し込む前に、自分が調べたい機関の公式ページで金額と支払い方法を調べてください。
開示のやり方には、パソコンやスマホから手続きするオンライン開示と、書類を送って受け取る郵送開示があり、受け付けの条件や必要な費用が違います。
どの方法だといくらかかるのかは機関ごとに設定が異なるので、案内をそのまま読むのが確実です。
金額や手続きは変わることがあるため、開示の直前に最新の案内を見ておいてください。
誤った信用情報は訂正できますか?
事実と違う内容が登録されている場合は、訂正を求められます。
ただし信用情報機関は、登録した会社の事実確認を経ずに勝手に書き換えることはできません。
訂正したいときは、まず情報を登録したカード会社や金融機関へ問い合わせてください。
支払った証明になる書類や契約書を用意して、登録元の会社へ調査を依頼します。
会社が調べ直した結果、誤りだと分かれば情報が正されます。
訂正がすんだかどうかは、あらためて開示を受けて分かります。
なお、正しく登録された延滞の記録を、あなたの都合で消せる制度はありません。
審査落ちの理由は信用情報を見れば分かりますか?
信用情報を開示しても、審査に通らなかった理由は分かりません。
審査の基準は各カード会社が独自に決めていて公表されていないため、開示報告書に「なぜ落ちたか」が書かれるわけではないのです。
開示で分かるのは、過去の申し込みや契約、支払いの記録という事実の部分にとどまります。
もし過去の延滞や、事実と違う登録が残っていれば、判断にどう影響したかを推測する手がかりにはなるでしょう。
記録に心当たりのない情報があれば登録元へ問い合わせ、支払いを続けて新しい延滞を増やさないことが、その後の申し込みにつながります。
